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累塚
かさねづか
東横線・日比谷線エリア/祐天寺駅
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歌舞伎にもなった 物語から建立された碑
祐天上人の伝説で最も有名な物語より建立に至った、祐天寺境内に今も残る記念碑です。
下総の羽生村に累(かさね)という娘が住んでいました。累は与右衛門という旅の男を婿に迎えますが、財産だけが目当ての彼は累を川に突き落として殺してしまいます。
その後、与右衛門は新しい妻をめとり、菊という娘が生まれました。ところが、累の怨霊が菊に乗り移り狂乱してしまいます。そこへ祐天上人が現れ、一心不乱に念仏を唱えると、さしもの累の怨霊も鎮まり、菊はもとの娘に戻りました...。この話は後に四代目鶴屋南北により「累ケ淵」という歌舞伎となり、三遊亭圓朝により「真景累ケ淵」として世に広まりました。